【感想】「20代のうちにしておきたい17のこと」は読むべき本?要約・あらすじ・名言集

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みなさんこんにちは!自己啓発本などのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です!

今回は、本田健さんの『20代のうちにしておきたい17のことの感想やあらすじ、要約をご紹介します!

2022年で26歳となる僕が、改めて読んでみたこの本。読むべきかどうか、読むべきポイントを徹底的にブックレビューしていきます!

  

『20代のうちにしておきたい17のこと』 あらすじと目次

『20代のうちにしておきたい17のこと』のあらすじ・目次

『20代のうちにしておきたい17のこと』は題名の通り、著者の本田さんが多くの方から聞いたという「20代のときにすべきことだったこと」を「17」の見出しに分けて紹介している自己啓発本です。

目次を見ればわかりますが、17項目というのは

・人生最大の失敗をする
・大好きなことを見つける
・一流のものに触れる
・死ぬほどの恋をする
・自分のルーツを知る
・お金と時間の管理を学ぶ

といった内容になっています。

ある意味「よく言われること」であるのは間違いありません。ただ、その「よく言われること」を簡潔にわかりやすく書いてくれているのが、この本の最大の魅力だと感じました。

  

『20代のうちにしておきたい17のこと』の感想

『20代のうちにしておきたい17のこと』の感想

とにかく読みやすい一冊

『20代のうちにしておきたい17のこと』は、読書に慣れている人なら2時間ほどで、そうでない人も3時間あれば一気に読み終えてしまえる一冊です。

小さな見出しに分かれており、その見出し一つ一つが多くて4ページほど。移動時間や隙間時間にも手に取りやすいです。

「今まで全然読書したことないよ〜」という10代・20代の方でも読みやすいように、と意図していると思いましたね!

  

簡潔でわかりやすい

『20代のうちにしておきたい17のこと』は、とにかく簡潔でわかりやすいです。

先に書きましたが、内容は決して目新しいことではありません。ネットで「20代でするべきこと」とググったものを片っ端から集めていけば、大体同じようなことを言っているはずです。

ですが、この本ではその内容を一冊にまとめてくれています。しかもページ数は200ページ弱で、大きさも文庫本サイズ。文章が簡潔で読みやすく、具体的な例や言い換えもわかりやすい。

とにかく「20代でやるべきこと」がハッキリとわかる内容になっています。

値段も税込で600円ちょっと。「初めての自己啓発本への自己投資」としてもピッタリです。

  

『20代のうちにしておきたい17のこと』は読むべきか?

『20代のうちにしておきたい17のこと』は、、

読むべき

だと思います!

もちろん、20代前半が一番読んでほしい年代ですね!

ただ、まだ20代になっていない10代、逆にもうそろそろ20代が終わってしまうという20代後半の方々でも読んで損はないと思います。読みやすくわかりやすい文章で「20代でしておくべきこと」がまとまっています。

この本を読むことで、「20代という時間」を「漠然とした時間」から「何かをしないといけない時間」と解釈することができるようになるはずです。それを”スッ”と抵抗なく気づかせてくれる一冊でした。

当然、自己啓発本は「行動」に移すことこそが”本番”と言えますから、『20代のうちにしておきたい17のこと』を読んで自分の人生を見つめ直し、少しでも実行してみることが大切です。

ただ、17項目すべてを無理に行動に移す必要はないと思います。いきなり「メンターを見つけろ」と言われてもそう簡単なことではないし、「旅に出ろ」と言われても、情勢やお金の都合からすぐにはできないこともあるでしょう。

それでも、「常に意識すること」はいつだってできます

「両親と和解しよう」
「一生付き合える親友を見つけよう」
「没頭できる趣味を見つけよう」
「人生を100%楽しもう」

と、頭の片隅に置いておくだけで、とっさの行動や選択が変わってきます

行動が変われば、人生にも変化が起こります。逆に、よいことも悪いことも、今の状態から何かしらの「変化」が起こらないと、絶対に起こり得ないことですからね。

そのきっかけになるのが、『20代のうちにしておきたい17のこと』だと思いますよ!

「今のままだとダメだっていうのはわかる。。」
「なんか20代、モヤモヤしたまま終わりそう。。」

「20代から人生を良くしたい!」
「この先の人生のために色々学びたい!」

プラスなモチベーションでもマイナスな感情でも、「今から”何か”を変えたい」あなたへ、『20代のうちにしておきたい17のこと』をオススメします!


  

『20代のうちにしておきたい17のこと』の要約 印象に残った言葉と考察

『20代のうちにしておきたい17のこと』の要約_印象に残った言葉

では最後に、僕が『20代のうちにしておきたい17のこと』を読んで印象に残った言葉と、そこからの考え・考察を、本の要約としてご紹介していきます!

今が一番若い。でもそこを20代は認識していない。

若いときというのは、自分の若さに気づけないのです。でも、30代以降の人は「もしも20代に戻れたら…」とみんな思っている。あなたはいま、その場所にいるわけです。

p.20

自分の「感度」や「こだわり」を大切にする。

〜 すべてのものが受け入れられないのが20代です。

(中略)

でも、この時代に、ボロボロになりながらも前に進もうとする人は、そのぶん将来、伸びていきます。だから、感度が高い自分をほめてあげてください。

p.22

大人から見れば「たいした違いはない」ことかもしれませんが、そこに彼女なりの「こだわり」があるわけです。そうしたこだわりは、いつのまにか歳を取るとともに、なくなっていくようです。

そして、そういうこだわりがなくなるのを、「私も大人になった」「人としての器が大きくなった」と思うかもしれませんが、それは単に鈍くなっただけなのかもしれません。

p.32

どんなことにも100%。神様だけは知っている。

たとえ面倒だと思うことに対しても、どうせやるなら、100パーセント楽しんでやるんだという癖をつけておく。そうすると、どんなことにも全力を出せるようになります。

p.47

「誰も見ていないが、神様だけはいつも見ている」というのは、改めて大切にしたい考え方です。

地道な努力こそが、一瞬のチャンスをものにするための準備。

ただ待っているだけでは、やりがいある仕事も、成功への足がかりも向こうからやってはきません。チャンスをつかめる人は、誰が認めてくれなくても、普段から地道な努力をしています。そして、チャンスが来たときには、すぐに前に飛び出せるように準備をしています。

p.52

「親友」とは?

例えば花があるだけで部屋が明るくなるように、「親友」がいるだけで、人生が豊かなものに変わるのです。花をきれいに咲かせておくためには、水をやったり、いらない葉を切ったりといった手入れをしなければなりません。ときには面倒に思うこともあるでしょう。

友情も同じです。

p.79

友人と親友の違いですが、友人は境界線を大事にします。嫌われたらどうしようとか、これって言いすぎかなと気になるときは、まだ友人関係です。ある意味で、健康的で社会的な距離があるといえます。

それに対して、親友には「境界線」がありません。家族のようにずかずかと相手の心の中に入っていって、失礼なことをたくさん言ったり、やったりするのが親友だと思うのです。

それを「こんなことまで言ってくれるんだ」と思って感動して受けとめられたら、そこから関係がぐっと深まります。逆に、「そんなことを言うなんてひどい」と思ったら、そこまでの関係といえるでしょう。

本音で何でも言い合えるかどうかというのは、相手をどれだけ信頼できているか、自分がどれだけ信頼されているかのバロメーターになります。

p.81~82

これは「ただの彼氏・彼女」と「生涯のパートナー」の違い、他の「信頼関係」にも繋がると感じました。

自分の信念を見つけること。

何かを始めるとき、他人はいろいろなことを言います。家族も同じです。人は自分が経験したことがないことをする人には反対するものなのです。

 (中略)

そのときにぶれないで生きるには、自分にどれだけ信念があるかどうか。どんな状況でも、「自分にはこれが大事だ」と信念を持てことが、あとの人生をしっかり支えてくれたと、私は、いま振り返って思うのです。

p.111

信念を見つけるためには、「自分のルーツ」のプラスとマイナスの両方を認識する必要がある。あるいは、「自分が生まれた意味」「ライフワーク」を漠然とでも考えるのも大切だ。

社会のしくみを知っておく

どんなに才能や情熱があっても、社会のしくみを知らないと、それを生かすことはできません。

 (中略)

社会のしくみを知るとは、お金持ちになれるのはどういう人間か、世の中のお金の流れはどうなっているのか、どうやったらお金の流れを生み出せるのかを知ることです。それを20代のうちに学ぶか学ばないかが、その後の人生に大きな差を生んでいくように思います。

p.127

すべての体験が、これからの糧となる。

すべての体験が人生だから、どれがよい悪いと言うレッテルを貼らないほうが楽しめるんじゃないかと思います。

いいものだけしか欲しくない、出合いたくないと思うのは当然です。でも、特に20代は、あとで不要なもの、無駄だと思うものにも、出合ってみてもらいたいものです。

自分にとっていいかどうかを吟味するよりも、とりあえず、本でも仕事でも、人でも、それに触れてみることで、わかることがある。人に裏切られた痛みを体験すると、人の信頼を何よりも大切にしようと考えるようになるでしょう。すべて、無駄なことはないと思うのです。

p.147

人生を幸せに生きるために必要な3つのこと

人生を幸せに生きるためには、3つのものが必要です。自分で変えられないものを受け入れる強さと、変えられるものを変えていく勇気と、その違いを見分ける賢さの3つです。

 (中略)

どんな逆境であっても、あなたの人間性、情熱、努力でひっくり返すことは、可能です。力強く生きていく人は、運の悪さを跳ね返せるのです。だから、目の前の出来事に、一喜一憂しないことが大事です。なぜなら、それ自体があなたの人生を決めるわけではないからです。

あなたの人生を決めるのは、その状況に対して、あなたがどう感じ、考え、行動するかだけです。けっして、出来事自体かがその決定要因になっているわけではありません。

「自分の運命の主人」になれる人だけが、最高の運を呼び込めるといってもいいでしょう。

p.187~188

   

『20代のうちにしておきたい17のこと』 作品情報

『20代のうちにしておきたい17のこと』の本情報

著者:本田健
出版:だいわ文庫
ジャンル:自己啓発本

  

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