みなさんこんにちは! ガジェットなどのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です!
今回は、”持ち運べるLofree”として登場した「Lofree Edge」を1週間本気で使ってみたので、開けてみてのファーストインプレッションから実際に運用してみて感じた感想、どんな人にオススメできるか、逆にオススメできないかを徹底的にレビューしていきます。
Lofree Edgeが気になっているという方はぜひ参考にしてみてくださいね!
開封して感じた最初の印象
まず、Lofree Edgeは僕にとって初めてのLofreeシリーズのキーボードであり、ここまでしっかりとBluetoothキーボードを自分の仕事に導入しようと試したのも初めてです。
そんな僕がLofree Edgeを開封して最初に思ったのは、
「軽い!!」
ということ!
箱から取り出して、「とにかく軽い!」と最初に感じました。さすがは持ち出しを前提としたキーボード。
そして何より、Lofreeらしい打鍵感の良さ。
もちろん開けた瞬間はタイピングなんてしていませんが、キーを触っただけでわかる「これは文字をタイピングするのが絶対楽しくなる」という感覚。「これがLofreeのキーボードが人気なわけか!」とわかりました。
これだけ軽く打鍵感が良いので、「どこでも使いたいな」と素直に思うことができ、「じゃあどう使おうか」と本気で考えることができました。結局今まで試したBluetoothキーボードは、使い勝手や使っている感覚がイマイチ自分に合わず使うことをやめてしまったのですが、このLofree Edgeなら本当に使っていけるかもしれないと思うことができました。
ちなみに僕は、iPad ProとMacBook Proと一緒に使うことを想定していました。特に前者、iPadの機動性の良さとこのLofree Edgeの相性は良いのではないかと考えていました。
Lofree Edgeの結論
では、そんなLofree Edgeを1週間ガチで導入してみた自分の中の結論からお話していきます!
最初はぶっちゃけどうかなと思ったが、使っていると病みつきになってきた!
これが僕個人の結論です!
改めて、まず前提として、そもそも僕はこのLofree Edgeが本格的に使う初めてのBluetoothキーボードでした。なので「外部キーボードに慣れる」というところからのスタートでした。
「どこでも使いたいな」と思っても、どう使うかを考え実際に使っていくのはまた別問題。iPad ProにしてもMacBook Proにしても、特に配置は色々試しました。無理に使っているような気持ちも正直最初はありました。「使いたいから使う」ではなく「買ったからには使わないといけない」みたいな。値段の価値を見出せるか微妙かもしれない、とも思っていました(いわゆる産廃いきってやつ…笑)。
ただ、使っていて慣れてくると「これはいいものだな…!」と思うようになってきました。もちろんこれはLofree Edgeではなく他のBluetoothキーボードを本気で運用した場合でも感じた可能性はあります。
でも、このLofree Edgeだからこそここまでちゃんと使えたと言える側面もあるのです。
というのも「外に持ち出しやすい」というのが、自分が思っていた以上に「気楽にBluetoothキーボードって使えるんだな」と思わせてくれたのです。外に持ち出せることでiPadとの運用を本気で考えられるようになり、より「Bluetoothキーボードを使おう」というモチベーションが上がりました。
今では、Lofree Edgeのこの打鍵感の虜になりつつあり、外で作業をするときはiPad Proと(Magic Trackpadと)一緒に持ち出し、家にいるときは、iPad Proはもちろん、MacBook Proにも繋いで使っています。普通にどこに行くにしてもこのキーボードを持ち出したくなっているのです…! それが可能な軽さ、大きさなのがとても良い。普通に会社にも持っていきたい。笑
ということで、全体としての印象・結論はこんな感じです。
僕の運用方法、これから使っていきたいかということについては、めちゃくちゃポジティブな印象です。ぶっちゃけ最初は「結局いつもと同じで使わなくなっちゃうかな〜」と思っていたのですが、今では買ってよかったと強く感じています。
ということで、ここからはより具体的にLofree Edgeをご紹介していき、最後にまとめとして、このLofree Edgeを買うべき人・オススメできる人、逆にオススメできない人をお伝えしていきます。
Lofree Edgeの数字的なスペック
まずはLofree Edgeの数字的なスペックから。ここではこの表のように、他のLofreeシリーズのキーボードやApple商品と比べていこうと思います。
キー数とキー言語
まずはキーについて。
Lofree Edgeは、BluetoothキーボードではよくみるUS配列の84キーとなっています。
このキー配列の特徴としては、enterキーのさらに右側に一列キーがあるといういこと。ここに並んているキーは基本的になくても良いキーではあるので、「誤って押してしまって不便だ」という意見をよく目にします。
また、USキーについては言わずもがな、我々日本人が通常使うJISキーとは、特にshiftを押しながら使うキーの配列がほぼすべて異なります。また、enterキーが横長で、縦に長く大きいJISキーとの最大の違いとなっています。
ただ、この84キーやUSキーボードは、ホームポジションで打てている場合はとても合理的なキー配列とも言われており、実際、僕もこのキー配列について不満は特にありません。むしろ、USキーボードについてはこの直感的に打てるキー配列(カッコが隣り合っているなど、一緒に使うであろうキーが隣に並んでいる)がとても便利に感じており、今後USキーで統一しようか少し考えているほどです。
こればかりは人によるとしか言えないのでなんとも言えないですが、上述のように、ホームポジションでタイピングできているという方は特に気にする必要はないのではないかと個人的には感じます。多分慣れれば適応できますし、僕のように「何ならUSキーの方がいいかも」と思えてくるかもしれないくらいです。
逆に、指を結構動かしてタイピングする方、そもそもパソコンのタイピングにあまり慣れていないという方は、JISキーから移行して慣れるまで少し大変かもしれません。
ちなみに、このLofree Edgeの右上はdeleteキーになっています。Macユーザーにとっては地味に便利なポイントではないでしょうか(少なくとも僕は結構重宝しています)。
重さと大きさと打鍵感
続いて重さと大きさの話。
公式でも「Lofree史上最も軽いキーボード」と謳っているように、こうしてみると数字的にも軽いことがわかります。
そんなLofree Edgeの軽さに繋がっているポイントが、表を見るとキーボードの薄さにあることがわかります。
縦横の長さは他のキーボードとほとんど変わらないか、むしろ縦の長さはキーボードの下にスペースがある分長いですが、薄さはトップレベルなことがわかります。ミニマルで使いやすいと言われるあのMagic Keyboardに迫るほどです。
そしてこのLofree Edge最大の特徴が、ここまで薄い設計にも関わらず、Lofreeらしい素晴らしい打鍵感を実現できているということでしょう。
メカニクルキーボード(の中のロープロファイルキーボード)と呼ばれるしっかりとした打鍵感・ストロークがあるキーボードとなっており、「コトコト」という打鍵音も相まって、タイピングが本当に楽しくなります。
Apple純正の製品たちも持ち運びについてはかなり評価されていますが、キーボードについてはシザー式と呼ばれる「薄いが打鍵感も最低限あるよ」というものになっています。これがApple製品の特徴である「とにかく薄い」というミニマルな見た目に繋がっているのですが、当然、メカニクルキーボードのような打鍵感がほしいという人にとって打ち心地は物足りないものになっているはず。(だからBluetoothキーボードを使うのですが…笑)
そんな中、Lofree Edgeは薄さが売りのMagic Keyboardに肉薄する薄さにも関わらず、メカニクルキーボードらしい打鍵感も失っていないのです。これがとにかくすごい。
どこでもこのLofreeの打鍵感を味わいながらタイピングができるというのは、やはり何ものにも変え難いメリットです。
バッテリーと最大作動時間
次にバッテリーの話。
これはバックライトをつけるかどうかが大きく関わってきますが、Lofree Edgeは外で使うことを考えると、バックライトは基本的には不要なはず。となると、130時間の最大動作時間と言えます。
一日8時間使用すると考えても、約16日、一回のフル充電で半月使える充電持ちとなります。個人的には、ここまで充電持ちがよければ何の不満もありません。
価格
Lofree Edge最大の懸念点となるのが、この価格ではないでしょうか。
表を見てわかる通り、46,200円というかなり強気な値段設定となっています。これはM4 iPad Pro 11インチ用のMagic Keyboardとほぼ同じ。一概に価格だけで比べることはできませんが、それでも、そう考えるとかなり高いと正直思います。
Amazonで購入すれば39,600円、しかも最近のプライムデーやプライム感謝祭などの大型セールでは値引き対象になっているので(だいたい32,000円くらいになっている印象です)、どうせ買うならそういったタイミングで購入する、、ということに基本的になるでしょうか。
Lofree Edgeを実際に使ってみた感想
数字的なご紹介を終えたとことで、改めて、僕がLofree Edgeを実際に使ってみて良かった点・気に入った点と、ここはどうなのかなと気になった点をお話していきます。
良かった点・気に入った点
- 何はともあれこの打鍵感! Lofree Flowがとても人気なロープロファイルキーボードですが、その理由がわかりました。
- Flowを持っていないので打鍵感の比較はできませんが、Lofree Edgeについて言うと、“ちょうどいい”打鍵感、という印象。重すぎず、軽すぎない、程よいストローク。それでいて癖になるコトコト感がたまらない。そんな感じです。
- そんな素晴らしい打鍵感を与えてくれながら、持ち運びができるというのが、何度もいうようにこのLofree Edge最大の特徴であり魅力でしょう。この打鍵感をどこでも味わえるというのは本当に素晴らしいです。
- 強いていえば「すこ〜しだけ打鍵感が軽いかな」とは感じますが、それはキーボード本体の軽さ・大きさとのトレードオフだと思えば十分割り切れます。
- 個人的には、とにかく本当に打っていて楽しいです。そして、文字を打つことが楽しく感じられると、それだけモチベーションも上がる。「作業をしよう」と気持ちが向きやすくなり、書いている時も思考がどんどんと加速して書くことが捗る。気がする。笑
気になる点
- 上述の通り、Lofree Edgeの打鍵感は良いとはいえ、他のメカニクルキーボード・ロープロファイルキーボードと比較すると、打鍵感は軽めだと感じました。Lofree Edgeを持ち運んで運用する場合は十分割り切れるポイントですが、家でしか使わない想定でしっかりとした打鍵感がほしいなら、正直、別のキーボードの方がさらに良い打鍵感を味わえるとは思います。
- こちらも上述の通りですが、84キーあるあるとして語られる「エンターキーのさらに右隣にキーがあるのが嫌」問題。また、US配列しか用意されていないということは、人によっては合わないかもしれません。
- そして何より、Lofreeの公式サイトでの販売価格が46,200円…。
- 実は僕は、Kickstarterという海外のクラウドファンディングサイトで半額以下で購入できており、これから使い倒していけそうなことも考えると、自分の購入金額に対しては不満や後悔はまったくありません。
- ただ、これから定価でこのLofree Edgeを買うとなると、手放しにオススメできるとは言いにくいのも事実です。もちろん、打鍵感を求める人にとって持ち出し用としてこれ以上のキーボードがあるのかと言われるとなさそうなのも事実ですが、この値段を出すのであれば他にも選択肢があるよね、というのが正直なところです。46,200円あれば他のキーボードを2つ買えますし、iPad Proユーザーであれば、あと少し出せばMagic Keyboardを購入することができますからね。
- 以上のように、Lofree Edgeは決して万能なキーボードというわけではありません。
ちなみに、Kickstarterは個人的にはかなりオススメのクラウドファンディングサイトです。
日本ではMakuakeやCAMPFIREなどが有名どころですが、海外のサイトだけあって、かなりユニークな商品が集まっている印象です。それでいて、値段も意外と高くない商品が多いので、僕も何度も利用しています。
Lofree Edgeを買うべき人、逆にオススメできない人
ここまでのお話をふまえ、最後にまとめとして、僕が思うLofree Edgeがオススメできる人・買うべき人と、逆にオススメできない人・買うべきではない人をそれぞれご紹介します。
オススメできる人・買うべき人
・「持ち出し用+家で使う用」「家で使う用+オフィスで使う用」など、持ち運ぶ必要がある複数の場所で同じキーボード1台で完結させたい人
・タブレット+キーボードの形で運用することを考えており、タブレットならではの機動性を活かして外でも作業したい人
⇨ 外出先や複数の場所で作業する上で、1台のキーボードで心地よい打鍵感にもこだわりたい人
オススメできない人
・ガッツリした打鍵感、重厚感のあるキーボードがほしい人
・キーボードを持ち出すことを想定していない人
・2ヶ所以上作業場所があるが、それぞれで複数のキーボードを使い分ける、使い分けたいという人
家で使うことだけを想定していてLofreeのロープロファイルキーボードを使いたいなら、Edgeより安いFlowやFlow Lightで正直良いと思います…。
Lofree Edgeのレビュー まとめ
ということで今回は、ロープロファイルメカニクルキーボード Lofree Edge を実際に使ってみた感想、レビューをお話してきました。
何度も言うように、僕にとっては本当に買って良かったと思えるキーボードでした。
決して安くはないLofree Edgeですが、持ち運び用Bluetoothキーボードを探しているという人には間違いなくオススメできる製品です。気になっている方はぜひ購入を検討してほしいです!
逆に、持ち運びを想定していない人にとって、このLofree Edgeは価格以上の価値を見出せないと個人的には感じています。
購入前には、いつも以上にこのLofree Edgeの使い方・導入目的を考えていただくことをお勧めします!
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