みなさんこんにちは! 小説やビジネス本などのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です!
今回は、八木仁平さんの『世界一やさしい「才能」の見つけ方』をご紹介していきます。
「才能」と聞くと難しそうな話題と感じる方も多いかと思います。自分もそうでした。しかし、この『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を読むと、「”才能”ってこういうことを言うのか!」「自分にも”才能”があるんだな!」と感じることができました。
「才能」について解説しつつ、タイトル通り「自分の才能の見つけ方」はもちろん、「才能の活かし方」までしっかりと説明してくれる一冊です。気になっている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の内容と感想
まずは、『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の内容やあらすじ、気になる感想についてお話ししていきます。
内容
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』は、著者の八木仁平さんの実体験や「こんな人がいました」といった例を挙げつつ、まずは「そもそも才能とは何か?」を解説してくれます。
そして、「そんな才能が自分にもある」と気づかせてくれ、「自分の才能の見つけ方」をワークも踏まえてしっかりと説明してくれる一冊です。
さらに、ただ才能を見つけるだけにとどまらず、その才能を活かすにはどうした良いのか、どんな仕事やこれからの行動が自分に向いているのか、自分はこれからどんなことを考えて、意識して行動していけばいいのか、といったことまで教えてくれます。
率直な感想
読みやすく、わかりやすい!
率直な感想としては、「読みやすく、わかりやすかった!」ですね!
充実したワーク、効果的な挿絵、読みやすいレイアウトなど、「今まで本を読んでいなかった人でも”才能”を見つけられるように伝えたい!」という著者 八木さんの想いを感じるような本でした。普段から本を読まない人にとっては、単行本サイズの厚めの本は抵抗を感じるかもしれませんが、実際に読んでみるとそんな抵抗を感じる必要が全くないことがわかるはずです。
「才能」がどういうものかわかるとともに、今まで「自分に才能なんてないよ」と遠い存在に感じていた「才能」が、読み終わった頃にはとても近いものに感じるようになっていました。何より、本の内容、ワークに素直に従えば、本当に自分の才能が見つけられるというのがすごいです。
そして、「見つけた才能を”活かす”方法」もしっかりと最後にまとめてくれています。
こんな本はなかなかないと思う。
一冊の本で、「誰にでも才能があるということを教えてくれる」「そんな才能や強みの見つけ方を教えてくれる」「さらに才能の活かし方や伸ばし方まで教えてくれる」というのは、なかなかないと思います。
また、書かれていることがわかりやすくシンプルなので、難しいことを考えなくて良いのもおすすめポイント! どうしても「才能を見つける」と言われると難しいことを考えてしまうし、難しいことをしたくなる。でも、そうじゃない。何事もシンプルで分かりやすい方が良いに決まっている。この本の趣旨からはズレますが、個人的にはそんな気づきもあるくらいでした。
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』はこんな人にオススメ
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』はこんな人にオススメです!
・自分に自信が持てない方 / 自分に自信を持ちたい人
・自分にどんなことが向いているかわからない人
・自分が選んだ道に自信が持てない人 / 選んだ道に自信を持ちたい人
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の名言や要約
では、『世界一やさしい「才能」の見つけ方』で個人的に気に入った名言、内容の要約をご紹介します。
あなたは「才能」をどんなものだと思っていますか?
あなたは「才能」をどんなものだと思っていますか? 才能を「人よりうまくできること」だと考えていないでしょうか。例に漏れず僕もそう思っていました。「説明することが得意だけど、自分よりもうまい人はいる」 だから、「自分に才能なんてない」と思ってしまっていました。
しかし、そう感じてしまうのは、そもそもの「才能の定義」が間違っているからです。その状態ではどんな才能を見つけても、「でも自分よりうまくできる人がいるし、これは才能ではない」と思ってしまいます。
しかし、間違いが解けた方は「自分にはたくさんの才能がある」と言い切ることができるようになっていきます。
正しい「才能の定義」とは?
では、正しい才能の定義とは何なのか? それは、「つい、やってしまうこと」これなんです。
才能を見つけるときには、他人と比べる必要は一切必要ありません。自分が「つい、やってしまうこと」であれば、それが才能です。言い換えると「自然とやっていること」でもあります。
例えば僕なら、、
・物語を考えること、妄想
・自己分析
・タスクやスケジュールを考える
・本を読むこと
・人に合わせて教え方を変える
・人を気づかないところでフォローする
・旅行、旅の計画をする
とかですかね〜
「スキル」と「才能」は違う
「スキル」と「才能」を、『世界一やさしい「才能」の見つけ方』では次の3つで区別しています。
①「才能」は、特別な努力をせずに身についたもので、「スキルや知識」は学ぶことで後天的に身につけたもの。
②「才能」は一度知って使えるようになれば、どんな仕事でも使えるもので、「スキルや知識」は特定の仕事でのみ活用可能なもの。
③「才能」は一生使い続けることができます。一方、「スキルや知識」は古くなって使えなくなる可能性があります。
また、場合によっては、一度身につけたスキルや知識に依存して、人生の自由度を下げてしまう人もいます。スキルから仕事を選ぶと、かえって自分を縛ることになる可能性があるのです。
例えば、「看護師の資格を持っているから看護師になる」という選択は、一見すると理に適っている当たり前のことのように感じられますが、別に「看護師の資格があるから看護師にならないといけないわけではない」のも事実です。自分が「看護師の仕事ではないかな…」と感じたら、その心の声も十分に検討しないといけないのです。
「才能」を土台にして、その上に「スキルや知識」を上乗せする、というイメージが大切だと、『世界一やさしい「才能」の見つけ方』では言っています。
憧れが才能を殺し、諦めが才能を活かす。
憧れが才能を殺し、諦めが才能を活かすのです。
なりたい自分を手放すことで、ありのままの自分を見つけられる、つまり、才能を見つけられる、ということ。
努力と才能
努力しても並にしかなれない分野に無駄な時間を使わないことである。強みに集中すべきである。無能を並の水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーを必要とする。
『プロフェッショナルの条件』ダイヤモンド社
「努力は必ず報われる」と思っている人は、自分の才能に気づきにくいでしょう。努力しなくてもできる「才能」を育てれば、大きな結果が出ることを知っておいてください。
大切なのは「自分の才能」を活かす方法を見つけること。
「人脈が大事」か「孤独に努力するのが大事」なのか? 人のアドバイスを聞くほど、無数の「誰かの正解」に惑わされてしまいます。大切なのは「自分の才能」を活かす方法を見つけること。そのために目を向けるべきは、「他人の成功話」ではなく、「自分の過去の実体験」なのです。
「自分に合った方法を見つける」という意味でも、才能を見つけることは大切というわけですね。
才能は動詞
才能は動詞。「つい、やってしまっている行動」こそが才能なのです。
「才能の約50%が遺伝で決まる」をどう考えるか。
「才能の約50%が遺伝で決まる」。「この才能を活かし切る」という覚悟を持って自分を受け入れた方が幸福になれる。人生が変わり始める。
なぜなら、「選択を変えられない人」の方が、満足度がアップするからである。ないものねだりを続けていると、どんどん不幸になってしまう。
才能自体は、いいものでも悪いものでもありません。
才能自体は、いいものでも悪いものでもありません。使い方によって、良くも悪くもなります。イメージは包丁です。隣の芝生は確かに青いですが、他人から見ればあなたの芝生も青いのです。あなたにも必ず才能があり、長所があります。
才能を活かすために必要なこと
才能を活かすために必要なのは、必死に努力することではありません。自分の才能を深く理解し、才能が長所として活きる環境に身を置くことです。つまり、「自分がイキイキするのはこういう場所だ」と、才能をプラスに発揮できる環境を見極めるのが勝負所なのです。
また、「環境」の中には、大きく分けて「人」と「活動内容」があるともいっています。
天職とは?
「天職」は「与えられる」ものではなく「作る」ものです。自分の長所を活かしやすい環境で、その活かし方を工夫することで、「これが天職だ」と感じれれるようになっていくのです。
短所がない人なんていない。
「短所がない」のではなく、「短所が見えない」だけなのです。くれぐれも間違えないようにしていただきたいのは、「短所のカバー」はあなたが「長所を活かすこと」ができてからです。長所を活かす前に短所をカバーしても、前に進まないヨットの底を修理するだけになってしまいます。
まずは長所を活かすのが先、次に短所をカバーする。長所を活かすことでポジティブな感情を持つことができて視野が広がり、問題解決能力が高まるからです。
「つい、やってしまうこと」
自分らしくないことをすべて手放した先に「残ったもの」が「つい、やってしまう」くらいの才能と考えることもできます。「つい、やってしまうこと」は体に刻まれている行動なので、いくら手放したいと思っても、絶対に手放すことなんてできないのです。
仕組み化
「仕組み化」することの重要性。すでにある仕組みを利用するのはもちろん、「if then ルール」のように、他の行動と結びつける、というのも使えるアイディアかもしれないと個人的には感じました。
人を頼る。
「人は頼られるのが嬉しい
自分が得意なこと、自分の長所がわかっている、つまり、自分の価値がわかっている人、自分に自信がある人ほど、人に頼ることができる。その人が得意なことを任せ、自分は自分が得意なことに集中できるからです。
「我慢は不要」だが「忍耐は必要」
「我慢は不要」だが、「忍耐は必要」。
自分の才能を活かす生き方とは真逆にあること、「短所が目立つ環境」で頑張ったり、「自分の才能を変えようとする努力」をしているのなら、それは「我慢」である。でも、才能を活かす技術を伸ばす過程、たとえ才能に合っていることだとしても、結果が出るには時間がかかる。この「忍耐」の時間は必要なこと。この見極めが大切なのです。
「頑張っているのに収入が増えない」は
自分が「当たり前」にできることで、他者にとっては「有難い」ことをやると、その差が収入になります。これが理解できれば、「頑張っているのに収入が増えない」といっている人は根本の考え方から間違っていることがわかるでしょう。なぜなら、あなたが頑張らなければできないことで、人に「有難い」と思われる可能性はとても低いからです。「頑張っているのに収入が増えない」ではなく、「頑張っているから収入が増えない」のです。
自分の才能に合ったことをすれば、自ずと他者への奉仕に没頭しながら収入を得られるようになる、といえるでしょう!
「才能 × 好きなこと = 強み」
才能とは、「つい、やってしまうこと」でした。体が勝手に動いてしまうようなことです。好きなこととは、「興味が湧くこと」です。こちらも頑張ろうとしなくても心が勝手に動いてしまうことです。「お金が稼げるからやる」「有名になれそうだからやる」などの外的な欲求とは無縁の、内側から湧いてくる強いエネルギーです。「才能」に対して「好きなこと」を掛け算したときに、「強み」として爆発する、これこそが最強なのです。
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の基本情報
最後に、『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の基本情報です。
【著者】八木 仁平
【作品ジャンル】ビジネス本
【出版社】KADOKAWA
まとめ
ということで今回は、八木仁平さんの『世界一やさしい「才能」の見つけ方』のブックレビューをお届けしてきました!
「才能」という言葉を難しく考える必要はありません。ぜひあなたも、この『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を読んで、少しでも早く自分の才能を見つけ、自分の才能に合ったことを一緒に頑張っていきましょう!
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