【衝撃作】『恋に至る病』のあらすじと感想｜考察や言葉の意味が深すぎる…！

みなさんこんにちは！ 小説などのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です！

今回は、斜線堂有紀さんの『恋に至る病』をご紹介していきます。印象的なタイトルと表紙が特徴的な一冊で、実際に読んでみるとこの作品でしか味わえないような衝撃がありました…！

あらすじや感想、おすすめポイントなどをお話ししていきますので、『恋に至る病』が気になるけど面白いのか、読むべきなのか、どんな話なのかなど知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね！

『恋に至る病』のあらすじと感想

まずは、『恋に至る病』の内容やあらすじ、気になる感想についてお話ししていきます。

あらすじ

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶（ブルー・モルフォ）』。その主催者は、誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。

果たして寄河景は、どんな思いでこのゲームを運営していたのか。本当に彼女は”化け物”なのかーー。

景と最も”近しい”存在だった少年・宮嶺の視点で、暴走する愛と連鎖する悲劇が語られる衝撃作…！

世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから

率直な感想

キャンペーンで安くなっていたKindle Unlimitedでタイトルとジャケットを見て、とても印象的だったので読んでみました。

結果、、本当に素晴らしい本に出会えました！

読み終えた時の衝撃というか、この「え、真相めっちゃ気になる！！！」みたいな結末が本当に良いのです…！ あえて結末をハッキリさせないことでモヤモヤ感を残すのはたまにある手法だと思うのですが、この『恋に至る病』はそれが本当にクセになる感じで残る。こんなにすぐに考察を調べた作品は、僕の今までの読書人生でありませんでしたからね。（しかも、考察でも意見がかなり分かれているのがまた面白い…！）

ヒロインの「寄河景」があまりに絶対的なヒロインであり、その魅力がこの作品を際立たせているのは間違いないです。実際後書きでも「これは寄河景をめぐるミステリー」と書かれていますからね。そういう意味では、僕も”寄河景に恋する病”にかかってしまったわけです…笑

『恋に至る病』はこんな人にオススメ

そんな『恋に至る病』は、こんな人に特にオススメです！

・自分なりの物語の考察をするのが好きな人
・キャラクターが惹き立っている作品を読みたい人
・表紙を見て気になった人

『恋に至る病』の基本情報

最後に、『恋に至る病』の基本情報です。

【著者】斜線堂 有紀

【作品ジャンル】現代小説（サスペンスミステリー）

【出版社】メディアワークス文庫

まとめ

ということで今回は、斜線堂有紀さんの『恋に至る病』のブックレビューをお届けしてきました！

こういう真相がハッキリ描かれない作品は個人的に大好きなので、自分の中ではめちゃくちゃ刺さった作品でした。キャラの魅力もあるし、もう一度読み直してどう感じるか試してみたいとも思います。Kindleで読んだのですが、紙の本で”実態”がほしいと思うくらい愛着が湧いた作品です…！

とても読みやすい本でもあるので、気になる方にはぜひ読んでほしい作品です！