みなさんこんにちは! 映画などのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です!
今回は、細田守監督作品『サマーウォーズ』の感想をお話ししていきます。
「夏の映画といえばこれ!」という人もいるのではないでしょうか? それくらい名作中の名作というイメージが自分にはある『サマーウォーズ』が、近くの映画館でリバイバル上映をされていたので見てきました! テレビでは何度も見たことがありましたが、改めて映画館で見るとその素晴らしさに気づくことができたので、今回はそんな『サマーウォーズ』のお話をしていきます!
『サマーウォーズ』の内容と感想
早速、『サマーウォーズ』の内容や構成、気になる感想についてお話ししていきます。
あらすじ
高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。二人が辿りついた先は、長野にある彼女の田舎。そこにいたのは総勢27人の大家族。夏希の曾祖母・栄は、室町時代から続く戦国一家・陣内(じんのうち)家の当主であり、一族を束ねる大黒柱だ。
栄の誕生日を祝うために集った個性豊かな「ご親戚」の面々。そこで健二は突然、夏希から「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。栄のためにと強引に頼み込まれ、数日間の滞在をすることになった健二。賑やかな親戚の面々に気圧されながら、必死に「フィアンセ」の大役を果たそうと奮闘するのだった。
そしてその夜、彼の携帯に謎の数字が連なったメールが届く。数学が得意な健二はその解読に夢中になるのだが…
翌朝、世界は大きく一変していた。健二を騙る何者かが、仮想世界「OZ」を通じて世界を混乱に陥れていたのだ。
「私たち一家でカタをつけるよ!」
栄の号令のもと、健二と夏希、そして陣内家の面々が、一致団結して世界の危機に立ち向かう!
サマーウォーズ 公式サイト
『サマーウォーズ』の感想
冒頭にも書いたように、『サマーウォーズ』はテレビで何度も見たことはあったのでなんとなく話は知っていました。しかし映画館で見たのは初めてで、「こんなに良い作品だったのか…!」と見終えた後は久々に興奮しました。それくらい自分は本当に刺さりました。
家族のつながり、人と人のつながり、そして愛情。そういうのを一夏の出来事を通じて感じさせてくれる。何度か泣きそうになっている自分がいたのも、我ながら本当に驚きでした。
何より、栄おばあちゃんのキャラクターが本当に良すぎるのですよね。世界の危機に対しても気丈に振る舞い、「あんたならできる」と皆に伝えているその姿。「あんたならできる」って心からの言葉で言ってくれる人って、いそうで意外といないですよね。そんな人がいるのなら本当に大切なんだな、と思わずにはいられませんでした。そして、そんな人に自分もなれたらいいなって思いましたし、自信を持ってそう伝えてあげられるよう、人のいいところを見る目とかも養いたい。そう思わせてくれました。理想としては、そう言い合える家族や友達、大切な人がいるっていうのが一番ですよね。
ただただシンプルに心に良い波紋を広げてくれる。難しく考えなくても、家族や人とのつながりの大切さを感じさせてくれる。そして、”一夏の出来事”という物語自体も面白い。思わずクスッと笑ってしまえる緩急がちゃんとあり、シリアスさも忘れない。そして最後には、笑顔と感動がある。
映画館でしっかりと見たことで、『サマーウォーズ』が名作たる理由がハッキリと感じられました。
2023年夏の『サマーウォーズ』の再上映はいつ?上映館はどこ?
2023年の『サマーウォーズ』の再上映は、栄おばあちゃんの誕生日の8月1日を記念日として、7月28日(金)〜8月10日(木)の2週間限定で上映されます。
上映館は全国104の映画館。詳しくは今回の再上映の主催であるFilmarks(フィルマークス)の公式サイトをご覧ください!
何度でも見たい夏の名作!『サマーウォーズ』の感想まとめ
ということで今回は、『サマーウォーズ』の感想や再上映の情報をお話ししてきました。
テレビで見るだけでも「面白いなぁ」とは感じていましたが、作品の世界に没入できる映画館だからこそ感じられた良さを存分に味わうことができました。『サマーウォーズ』という作品の良さに気づくことができましたし、「やっぱり映画館で見るって大事だな」と改めて思わせてくれました。
「見たことがあるから」「どうせテレビでやるんでしょ」というのは、やはりもったいない。映画館で見るからこそ感じられること、興奮や感動があるのです。
気になる作品があったら、ぜひあなたも映画館に足を運んでみてください。そしてそれが『サマーウォーズ』のリバイバル上映なら、本当に行ってみてほしいです! きっとこの夏が素晴らしいものになること間違いなしですよ!
『サマーウォーズ』の一言名言
「あんたならできる」
コメント